2017年11月20日月曜日

秋休み企業・大学訪問研修2017生徒レポート_5.ヒロコーヒー

5. ヒロコーヒー
研修テーマ▶「良い生産と良い消費」を自由市場の中で実現するための取り組み


私が学んだのは「持続可能なビジネスの原点は消費者の意識」ということだ。ヒロコーヒーのコーヒー豆の80%がサステイナブルのものだ。日本はコストを重要視する為、これらを仕入れない。だが、ヨーロッパやアメリカの消費者は、生産地や生産者と企業の関わりを見て商品を買う為、企業は国際的な認証を受けたものを仕入れる。消費者の意識が生産地に大きく影響するのだ。今日見たコーヒー豆の世界はとても広かった。

・わたしはこの研修に行くまで、サステナイナブルコーヒーの存在を全く知らなかった一方で、欧米諸国やヨーロッパでは広く知れ渡っていることにびっくりした。日本の企業も安さを売りにするのではなく、持続可能な環境のために力を注いでほしい。そのためには、購入者の環境に対する意識を変える必要があると学んだ。また、コーヒーを売る点だけでなく、店の中でもエコの取り組みをしていることにすごく感心した。サステナイナブルコーヒーは普通のコーヒーより少し値段が高くなってしまうが、それでも安心、安全なコーヒーを提供しようとする会社の姿勢がとても勉強になった。

・今回の企業訪問で、ヒロコーヒーさんがCSR部門に真剣に取り組んでいることを肌で感じました。まず、ヒロコーヒーさんが取り扱っているコーヒー豆の80%がレインフォレスト・アライアンスの認証をうけていることに感動しました。レインフォレスト・アライアンスとは、野生生物の保護、土壌と水源の保全、労働者とその家族および地域社会の保護、生計の向上などを目的とした非営利団体で、厳しい環境管理と人権保護をクリアした農園・農作物にのみ認証されます。レインフォレスト・アライアンスの認証を受けたコーヒーを購入することで農園の環境保護に間接的に賛同すること、またその農園の労働者に賃金が支払われることになります。また、多くのコーヒーがJASマークの認証を受けていて、有機栽培と認識できるようになっています。こうした認証をヒロコーヒーが取得する理由として、まず農園が環境と共存して作った農作物を認める目的と、そして消費者が購入したコーヒーの経歴が追跡できるようにする目的があります。

 ヒロコーヒーは農園を直接訪問し、生産者との信頼関係と消費者への安全を獲得しています。しかしこのような取り組みは西欧で主に発達したもので、日本ではほとんど行われていないそうです。例えば、北欧のマクドナルドではコーヒーはすべてレインフォレスト・アライアンスの認証を受けたコーヒーです。このような環境共生の考え方は先進国的で、日本はじめアジアの国々と差が生まれた原因は教育にあると山本社長は推測していました。たしかに、日本では高校でも南北問題の延長線で語られるのみで、環境教育はあまり進んでいないと私は感じました。しかし日本も環境に関する価値観を一人一人が見直すべきだと思いました。


 山本社長は、メーカーの責務は売れる商品を作ることよりも、持続可能なビジネスを進めることとおっしゃっていました。私も、ヒロコーヒーさんの思想に賛同します。環境に配慮したコーヒーにはメリットもある一方、メーカーにも生産者にも経営の観点でデメリットもたくさんあります。しかし、地球環境を守ることができるのは社会の大枠の資本を動かしている大企業ですから、ヒロコーヒーさんのような取り組みが日本はじめアジアにも広がってほしいと思います。

・私は今回の研修でコーヒー豆の中でもサステナブルコーヒーというものがあるということを学んだ。このサステナブルコーヒーは環境と人権を重要して作らたものであり、特に北欧で進んでいると学んだ。日本で進んでいない理由は日本が環境教育に注力していないためである。例を挙げるならばマクドナルドのコーヒーだ。安さを求めたためにかつ消費者の意識の低さ故にこの結果になっているのだ。だから、私は日本の教育で環境教育にもっと特化し西洋の概念を知るべきだと思う。

・ヒロコーヒーを訪問して1番印象的だったのはコーヒー豆のお話です。ヒロコーヒーはレインフォレストアライアンスの基準を満たした認証コーヒーで持続可能な環境に優しい農家の人達と何年も契約を結び信頼関係を長い間築いているというお話を聞いて値段を安くするために環境に被害を与えてコーヒー豆をつくっているのではないからこそ価値のあるコーヒー豆ができるんだなと思いました。私も将来働くときはヒロコーヒーのような利益だけではなく環境や人に優しい会社で働きたいと思いました。

安いコーヒー豆が市場にある中で良いコーヒー豆を提供し買ってもらうために、付加価値をつけるということや農園に対して努力していること、Qグレーダーというコーヒーのソムリエのような人によって評価されているということなど、いかに良さをお客さんに伝えるかに努力しておられるということがわかった。

 JASの認定によって、いつどこでどれだけだれがコーヒー豆を作ったのかがわかるという利点があることがわかった。これをトレーサビリティーということを学んだ。コーヒー豆の生産国は、だいたいが発展途上国で、レインフォレストという労働条件が良いことをアピールするマークをとるメリットが、理解されにくいことがわかった。生産国側では、すでに労働条件がよく安全にコーヒー豆を作っているのに、なぜ多額の費用を払いマークを取る必要があるのかを理解されないという点が原因の一つということを学んだ。

 また、環境についての取り組みも紹介していただいた。電球を出来るだけLEDにかえたり、を無駄に使わないようにするなど社内でも環境に気を使っているということがわかった。コーヒー豆が入っていた麻袋は、ゴミになっていたがカバンに作り変えることで、ゴミではなくなったという案は本当に良い考えだと思った。店内を真っ暗にして、電気代節約を兼ねてキャンドルナイトというイベントにするというのも素敵だと思った。

 自国だけに利点があるように考えるのではなく、生産国のこともしっかり考え、生産国と消費国が良い関係になるようにする会社が本当に良い会社なんだと学んだ。"


引率教員から:
代表取締役山本様より、「サスティナブル」とは何なのか、また何故ヒロコーヒーではサスティナブルコーヒーを多く取り扱っているのかについて、生産地と消費地の関係という観点からご講義していただきました。また、世界にあるさまざまなサスティナブル認証についてもお話いただきました。コーヒー工房の見学では、JAS認証の焙煎方法についても実際の焙煎機等の設備を見せていただきました。
ヒロコーヒー様から:
コーヒー豆は味・品質はもとより背景にある環境(生産地の環境・労働環境等)が大きく作用していることがわかっていただけたのではないかと思います。いち消費者として、コーヒーに限らず様々な商品を手に取る際の考えるきっかけになれば幸いです。